情熱列島
アナタニトッテノスノーボード_
撮影はYGFと情熱列島の綱渡り。
信越から続くHi-seeさんとの第2作情熱列島。シーズン始めの頃にはこんなビデオになるとは想像もしていなかった。情熱列島は雪不足の年だった。しかし雪不足でも撮影は続く。長野、新潟、北海道と行ったが情熱列島とYGFの両方を撮影をするのに、スケジュールに悩んだ。YGFとの綱渡りは予想以上に大変だった。そして信越で悩んだツリーラン。この年も十分に悩みながら撮影した。Hi-seeさんはツリーランを撮るのが上手い。Hi-seeさんがビデオを回していなければ、このビデオシリーズは絶対に完成しなかった。
僕がこの頃Hi-seeさんという写真家と行動して感じ始めた事は、写真とビデオは基本的に撮るモノが違うという事。”撮影”と一緒の言葉ではあるけど写真は一瞬の時間を切り取り、ビデオは継続された時間、ライダーの動きを切り撮る。その事に気づき始めたのもこの頃。Hi-seeさんと動き始めてから痛烈に感じるようになった。これは当たり前のような事だけど、僕にはとっては重要な事だった。
インタビューで綴る構成。
情熱列島は、信越よりも”人”を掘り下げて作ろうという事になり、インタビュー構成で作ると決まった。Hi-seeさんがシーズンが終わった後、ライダーにインタビューをしに行き、それを受け取り僕は編集していく。YGFの編集もあり、時間のない中で別々に行動して各パーツを集めていった。インタビューのテープは膨大な量に増えていった。何時間もライダーの言葉を聞き、重要と思う言葉を切り出した。かなり辛い作業であったが、同時にライダーの考えている事が凄く分かる作業でもあった。
『情熱列島のイメージはNHKみたい。』とHi-seeさんに言われ、作品のトーンは決まった。
沢山あるライダーの資料や写真に囲まれながら、編集は深夜まで続いた。
情熱列島の見所
アナタニトッテノスノーボード_で始まるこのビデオは、各ライダーにスポットを当て、スノーボードをライフスタイルにしている様々な人たちが出演する。学生の授業で先生となり、手作りのスノーボード制作を教える人やつり好きのローカル。ロマンを求める、旅好きの人、ブランドを経営しながら滑る人、プロスケーター&プロスノーボーダー。長年滑ってきた人だからこそ語れる、スノーボードとの向き合い方。
アナタニトッテノスノーボードトハ?
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