The Way
処女作よりも完成度を上げるのが目標だった、THE WAY
気合いをいれて望んだ2作目
YGF2作目THE WAYは、場所を昨年のソルトレイクシティーからタホへと変えて撮影が始まった。キングスビーチというメキシカンが沢山いる町に拠点を張り、ノーススターというゲレンデをベースにした。昨年訪れた街より田舎であったが、ストリートレールやジャンプと、タホは様々なポイントにアクセスできた。
ちなみに余談ではあるが、タホにはScotty Whittlakeがキングピンでメイクした、湖のそばにある有名なレールがある。近くで見たが、ワールドクラスをまじまじと見せつけられた。日本では白馬47で特設のキッカーを作ってもらった。この年はかなりジャンプを撮った。
アメリカ・日本・カナダと1シーズンを通してジャンプを撮る腕を磨いた。
THE WAYの映像編集
THE WAYはリボルバージャンキーズよりも、まとまったモノに仕上げたかった。今見返すと、やはり甘い部分は沢山あるがその時は満足して編集を終えたと思う。映像を撮る事が少し様になった用に、編集も少しだけ様なってきた。
THE WAYのボーナスは、かなり気合いを入れて作った。この年もヨネさんの家に泊まり込み、時間の許す限り、スポンサーのCMから、小さいキッカーでのHOW TOまで2人でアイデアを出し合い、時に喧嘩しながら編集した。最後にはパソコンが壊れかけ、発売できなくなる寸前のぎりぎりまで粘った。最後のレンダリングには1日以上かかった。
THE WAYの見所
この作品の見所は、まずパンチ君のパート。一年を通して、撮影に行ったジャンプ、ストリートレールをことごとくメイク。この年のパンチ君は、一番多く映像を残した。THE WAYのラストパートは、パンチ君でも良かったが、ビデオに勢いを持たせるために、ファーストパートに話し合いで決まった。
そしてもう1パート。ラストパートの佐藤慎二。ノーススターのナイターレールは、アメリカに来たときから慎二が狙っていたレールだった。毎回ゲレンデに行った時に、レールをチェックをしている姿を見た。ゲレンデの駐車場、目立つ場所にある32ステアのレール。ダメもとで、ゲレンデと撮影の交渉をした…少し時間がかかったが許可はおりた。何でも言ってみるものだ。初めて撮影する32ステアというロングレールは、撮影にかなりの緊張感があった。このバックリップは今もとても印象に残っている。
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