Too Tough To Die
ライダーの層の厚さは重要だ
YGF5作目となったTOO TOUGH TO DIEは引き続き日本をメインに撮影した。シーズン始めには北海道に向かい、新潟・長野・福島と撮影。春には岩手も行った。ロケーションは豊富、ライダーも高いパフォーマンスを維持していた。それでもビデオをチームで作っていると毎年必ず悩む事がある。それはライダーの怪我とスケジュール。この年はメインライダーのヨネさんが怪我で離脱。天池イズミ、TOCKYとも撮影のタイミングが合わず、多くフッテージを残す事が出来なかった。しかしこの年の出来上がったビデオは、パートを獲得したライダーのスキルと、遊び心のあるライディングで、かなり面白いビデオに仕上がっている。
YGFのライダーの層は厚かった。
本編編集
TOO TOUGH TO DIEもパンチ君のアイデアを形にしながらの編集作業だった。今までのYGFにはない、アニメーションを使ったオープニングは、毎日いろんなアイデアを出し合い、議論し作り上げた。パートの間に入れた、面白い映像の構成は、全てパンチ君からの提案が最初だった。それを具現化しようと僕は一生懸命編集した。
この作品はパンチ君が居なければ出来なかったビデオだった。いろんな意見を戦わせながら、TOO TOUGH TO DIEは今までのYGFの無い、ビデオっぽいビデオに仕上がった。
Too Tough To DIeの見所
この年の見所と言えば、上村貴之のパート。彼は自分のパートをどう見せたいかが分かっているライダーであり、アーティストだ。見ていて印象に残るパートを作るには、人と違う事をしなくてはいけない。ロケーションにこだわり、時間にこだわり、ワンカットずつ地道に撮影する。地元が、冬に遊び場になる彼は、ロケーションを吟味する時間がふんだんにある。知っている場所に雪が降るという好条件を、ビデオをを撮りながら羨ましいと思った。
彼のパートはこのビデオのキーポイントになった。
DATE