ゆきめぐり
ローカル電車でつなぐ雪山。ゆきめぐり
基本はHi-seeさん
信越から続くHi-seeさんとのビデオ。ラストでもある第3作”ゆきめぐり”。シーズン前、”信越”、”情熱列島”を制作し、次はどんな方向で行くかと、Hi-seeさんと相談になった。僕は、”情熱列島”で、和泉けんたろうさんと一緒に行ったオホーツク海の旅が忘れられず旅をしながらスノーボードをするビデオは面白いと答えた。Hi-seeさんがライダーと話し合って、
ローカル電車で旅をしながら、各地のローカルとセッションしていくというビデオにする事になった。日本には電車で行けるゲレンデが数多く存在していた。
主演は大江信行、和泉けんたろう、五明 淳。この”ゆきめぐり”も僕はYGFと平行しながらの撮影だったので、基本はHi-seeさんがライダーと一緒に行動しながら映像を撮っていった。奥只見から福島に抜ける電車では、新潟にHi-see、福島に僕と2手に分かれ、通り過ぎていく電車を1日がかりで撮影したりもした。『電車マニアの人たちと並んで電車を撮っていた』って、Hi-seeさんは笑っていた。電車を真剣にビデオに撮る、横乗りフォトグラファー。
ストーリーのあるスノーボードビデオ
ゆきめぐりは完全にストーリーがあったので、それに従いながら編集した。その土地の雰囲気や、その土地の育んできたスノーボード文化などを考えながら編集する。いらない映像といる映像の選び出し。根気のいる作業。何度もHi-seeさんからだめ出しをくらいつつも、どうにか編集は終わった。この3部作の中でも、やれる事はやったと思う。
ゆきめぐりの見所
長野から始まり北海道へ電車旅。行く先々で出会うスノーボーダーとセッションをしていくとそこには各地の特色と各地のライダーが見えてくる。パウダー好き。キッカー好き。レール好き。大会にマウンテンライド。旅、家族、ローカル。
ゆきめぐりは信越の地域性と、情熱列島のパーソナリティが合わさったものになり、3作目にふさわしいビデオになった。このビデオには車旅も入っていて、北海道内陸に青森八甲田山。こちらもかなり見応えがある。最後に、この三部作に自分を誘ってくれたHi-seeさんにとても感謝しています。ありがとう。
DATE